今朝の日経の記事。ついに、国が動いた!

政府は出産や育児をした女性が学び直し、良い待遇の仕事に戻れるように支援する。
文科省は「職業実践力育成プログラム」を実施する大学に、19年度から従来の半分となる60時間で履修できる講座を設けるよう求める。時間がとれない女性が受講しやすくなる。
日本女子大学によると「人材の多様性を重視する大企業からも、学び直した40代女性への引き合いは強い」という。
2018/8/30 日経新聞 朝刊より

具体的に、こういうことか。

厚生労働省は雇用保険を納めていた人が対象の教育訓練給付金について、18年からは離職から20年がたっていても受給できるようにした。
足元で年1万3千人ほどの受給申請者が4~5割増えると見込む。国家資格の養成課程などキャリアアップが見込める講座は、19年度に給付率を2割から4割に上げる方針だ。
2018/8/30 日経新聞 朝刊より

ここ数年は、生産人口の減少を危機的状況とみて、女性・老人にターゲットをあててきた。
やれ「人生100年時代」だの「老後貧乏」だの、われわれをどう動かそうかマスコミもあおっていたようだが、具体性が乏しかった。

だが、我々おばちゃんにも、チャンスが出てきた!

教育訓練給付金、これは税金で学べる制度でずいぶん定着していたが、以前は専業主婦おばちゃんには関係なかったことだ。
現在の会社を辞めて、ちょっと資格取りたい人を促すために、専門学校代を少し給付してくれる。
離職日から1年以内とか、ちゃんと雇用保険を支払っていた正社員が享受できた制度だった。

とはいえ、正社員やめ、資格取るまで勉強して、高給にステップアップ・・・とは全員ではない。
知人女性(当時40歳過ぎの女性)は、18年間勤務の教育関係企業を退社して、国から給付を受けて専門学校代に費やした。
が、その専門での再就職は難しいので諦めた。
現在は役所の非正規職員として以前の半分の給料で、1年更新だと聞いた。
普通は、あてもないのに正社員やめて専門学校で学びなおすには勇気がいったものだ。
特別な力がない限り、収入は上がることはないからだ。

しかし、チャンスはある。
離職から20年がたっていても受給できるというなら、いつでもトライできるではないか。
子育て中・終わりかけの「おばちゃん」
我々おばちゃん、やはり「国家資格」をおススメする。
日経によると、

国家資格の養成課程などキャリアアップが見込める講座は、19年度に給付率を2割から4割に上げる方針
2018/8/30 日経新聞 朝刊より

ということなので、国家資格は専門学校代が高いがリターンも大きいので、ヤル価値はある。
著者がこのブログを立ち上げたのも、子育て+経済 を有意義に楽しんでほしいからだ。

子育てはいつか終わる。
その時に、「ワタシの仕事」が「子育て」だけでなく「専門職」をもっておこう。
子育てロスや鬱を回避でき、子離れに一番の薬と言える。
(著者はそれでも数か月はロスアリだったが仕事のおかげで何とか復活した)

よく言われるように、私たち女性に求められているのは以下。
「産めよ」・・・出生率を上げろ → 子なしの場合は沈黙の非難
「育てよ」・・・ちゃんと育てろよ → 不良にさすなよ
「働けよ」・・・老後貧乏になるぞ → 100歳まで働けというのか

超スーパーママじゃないんだから、環境を作ってくれよと言いたかったが、「働けよ」の部分は国が前向きに環境が整いつつあるようだ。

まぁ、わかってはいる。
高度成長期は終わり、中国・インド・そのほか後進国とよばれていた国が発展し、
日本が経済的優位の足元が揺らいでいるのは、そりゃ、コワい。
こんな平和で、清潔で、貧富の差(現在のところ)が大きくなく、求めればどんな生活も自由にチョイスできる国、なかなか存在しない。
だから、経済的優位を保つためにも、国民一人一人が意識して頑張らないといけないということだな。
なんだか昭和の戦争時代のようだ。

まぁ、できれば今のような経済的にも豊かな時代が長く続いてほしいのは、心底思っている。
子供たちの幸せのためにも。

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さぁ、お国からお金をもらって、自分磨きしましょうか。
突然「税金足りないからやーめた」という事態が絶対こないとはいえない。
早めに行動を起こしてみよう。

具体的には
①どの「国家資格の養成課程などキャリアアップが見込める講座」かを決める。
②資格取得のために、サビれた頭脳を刺激して、勉強する。
③途中でやめない。必ず最後までやり遂げる。
→ 途中で諦める人、多し。
→ 「諦めたらそこで試合終了」byスラムダンク安西先生
④終了して給付金ゲット
⑤就活、規定上は年齢制限ないはず。
→ 人が足りない時代なので、とりあえず就職し、経験積んでからステップアップしても。

ワタシ、頑張りました!
家族の収入を増やします。
そのお金を使い、日本経済は回っていく。
はい、国の税金もらったけど、ちゃんと還元しているので Win Win。
税金ドロボーではない。
お国のために(?)頑張った。
自分でほめよう「ワタシ、偉い!」

そう、家族のためだけでなく、大きく言うと日本経済に貢献している、と言えるのではないだろうか。

 

キャリアウーマン