政府が、人生100年時代構想 を打ち出したことが、日々国民の意識を変えている。
去年からの「一億総活躍プラン」策定  の時も、ん?いよいよか?と思っていたらどんどん浸透してきている。

以前から筆者が感じていた「日本政府が、私たち女性に「産めよ、増やせよ」かつ「働け」という制度を推進していくだろうと分かった以上、現実逃避している場合ではない。」
という言葉を含むこの記事はこちら。
「下流老人」と「下流老人ママ」 子育て後のママの老後とは・・・

政府が、私たち女性を活用したいのはわかっていた。
というか、人口が増えないので女性・老人、何でも活用したいのだろう。
100歳まで働かせ、そして年金支出も減らしたい、とは一般人でもよくわかる。

先日この話題で、ママ友Aとママ友Bの意見が面白かったので記述しておこう。

ママ友A:専業主婦
いや、我々昭和の主婦に、今更働けと言われても。。。
家庭を守り、子育て終え、姑との確執があっても介護をしつつ、気が付いたら50歳を過ぎた。
これから、ようやく自分の人生を楽しもうと思っていたのに。。。
年金少ないし、働くべきだと豪語されるし。
一生懸命上ってきたハシゴを、外された気分。

ママ友B:パート勤務
家庭を守り、子育て終え、パートしながら、気が付いたら50歳を過ぎた。
60歳定年だが、そんな歳まで働きたくない。
これから、やりたいこともないし静かに人生を終えたい。

確かに、昭和のママ世代は、共感するだろう。
「今更、何を言っているの?
30年前に提示してれくれてたら、そのつもりで人生を生きてたけど?
キャリアウーマンになって、旦那に頼らず経済的に豊かになってたけど?
結婚したら専業主婦という一般道を引いたのは、国の政策じゃないの?」

50歳を過ぎて、どんな仕事をすればいいの?
少なくとも、80歳までは仕事しろということ?
100歳時代というけれど、仕事がないでしょ?
一生懸命上ってきたハシゴを、外したよね?

全くその通りです。
政府よ、もっと早く私ら庶民に伝えてほしかった。。。
でも国民だから、その通りに生きるしかないね。。。

そのあとの会話、

ママ友A:専業主婦
確かに年金少ないし、90歳まで生きるかもしれないし。。。
歳とって入院したらお金かかるし。
でも、今更働くところないし、旦那の退職金で何とかなるかも。
とにかくギリギリまで現状維持する。

ママ友B:パート勤務
MAX60歳、これ以上は働きたくない。
葬式費用だけ用意するが、お金が無くなったら餓死してもいい。入院しなくていいい。
90歳まで生きたくないし、早くあの世に行きたい。

つまり、50歳以上のママ達には、現状維持派はけっこう多いかもしれない。
なぜなら、生き方を変えるのは遅すぎると、みんな思っているのだ。

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しかし、その下の40歳代以下には、人生100年時代構想 は有益かと思われる。
40歳代以下なら、まだ体力・気力がみなぎっているママも多いからだ。
著者も40歳時代は資格勉強に将来設計、楽しかった。
だから、人生100年時代構想、一億総活躍、という掛け声はムダではない。
これから人生設計を変更して、頑張るママも出てくるだろうからだ。

まだ50歳のくせに働く気がない、と国から冷たい目で見られるかもしれないが。。。
しかし、政府のお偉方たちに言いたいが、昭和ママも捨てたものじゃないよ。
ママ友A・ママ友Bに共通するのは、
「子供たちを頼る」発言が全くでないことだ。
「政府を頼る」発言もない。
昭和の我々世代は、未来のある子供たちに頼ること、国や他人様に頼ることを、考えない。
老後貧乏になっても、親戚・兄弟姉妹に依存は考えない。
何とか自分たちで解決しようとしている。

他人様に迷惑かけないで生きていくので、一億総活躍を押し付けないでほしい。。。
ちゃんと保険料・税金を払い続けるから、強制はしないでほしい。。。
ママ友A・ママ友B、ほか多くの昭和ママ達の思いだろう。

中国人が日本人には絶対言わない日本旅行の意外な本音

の記事には「日本を旅行した中国人がまず驚くのは、あちこちで高齢者が働いていることである。」とある。
他国ではリタイアが早く、老人が働くことが珍しいとか。
高齢者先進国の日本だから、高齢者就労は今後も増えるだろう。
日本人口、出生率も変わらず低いので増えないだろう。
やはり、100歳まで働かざるを得ないのだろうか・・・?