橘 玲(たちばな あきら)著の「専業主婦は2億円損をする」2017年
これを読んだ衝撃からずいぶん経った。今は2022年初め。
かなり売れたからだろうか、2019年に 続編「2億円と専業主婦」も出版していたのをダビンチニュースで知った。
共働きでリッチに暮らすか? “下級国民”予備軍になるか?
100年生きてしまう時代、あなたはどちらを選びますか。
そうか、世の中はこのように考えるようになってきたのかと、またまた衝撃を受けた。
「昭和の専業主婦出身」である著者からと言わせていただくと、
2017年にも専業主婦は、損である の記事で提案したとおり、橘玲の本を「専業主婦を脱出する機会」と考えてはいかがだろうか。
確かに「共働きでリッチに暮らすか? “下級国民”予備軍になるか?」は理解できる。
昭和時代と違って共働きが増えてきた現在、お金がないと“下級国民”呼ばわりされるのかもしれない。
著者の意見はこうだ。
確かに「共働きでリッチに暮らすか? “下級国民”予備軍になるか?」は理解できる。
昭和時代と違って共働きが増えてきた現在、お金がないと“下級国民”呼ばわりされるのかもしれない。
目標は「家族で幸せになろう。」なので、
結婚する時に、幸せになるにはどう生活するかを経済的な面ともに、夫と妻で議論し熟考してはどうだろうか?
昭和のお母さん世代を見て育った20~30歳代の女性には
「専業主婦になりたい」と思っている方もいるだろう。
しかし、給料が年齢と共にどんどん上がり、一般男性が専業主婦を持つことがごく普通だった時代と今とは、違う。
専業主婦が高リスクの産物となりつつあるのだ。
高リスクとして思いつくのは
・モラハラ夫に、心身ともにやられる
・離婚したくても、収入のめどがたたず籠の鳥
・収入が上がらず、子供の教育費・娯楽費を低く抑える我慢する
これらは「昭和の専業主婦出身」である著者のママ友たちにも当てはまる。
「旦那の収入が低くてね」と、子供の教育費が出せないのを嘆いてママ友が何人か愚痴を言っていた。
いやいや、夫は「王子様」ではないのだから、夫のせいにするのはやめよう。
昭和の専業主婦にとっては、あの30年前は、家庭の経済状態はすべて「旦那のせい」でも良かった時代だったので気持ちはわかる!が
今は時代が違うのだ。
今の20~30代の女性は、30年前のお母さん時代をけなしてもほしくないが憧れもしないでほしいと希望する。
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広大な農場があるとする。
①たくさん耕して豊かにするか(共働き)
②一部を耕すだけにするか(方働き)
世の中は自由である。
なので、
耕せば耕すほど豊かになるのは分かるけど、様々な事情で難しいなら
②一部だけを選べば良いのだ。
それぞれの家庭の事情がある。
お寺関係や自営業など常に誰かが在宅が必要な場合、
親、親戚の世話、地元の活動で多忙、
資産や不動産管理など妻の役割として帳簿の仕事があるなど。
または夫・妻が共に同意のもと
時間をかけた丁寧な料理や家事を、理想の家庭生活としている場合。
はたまた
妻に外で働いてほしくないし、悪い虫が付いて欲しくない。
あるいは
「おい、お茶」的な昭和の時代を踏襲したい夫と、それに従う妻。
それは妻の同意をもって実行すればよい。
自ら夫の世話をしたい妻がいて、夫と妻が同じ方向なら全く問題ない。
強いると、〇〇ハラになるのではないか。
そのような事情であれば
②一部を耕すだけにする(方働き)ので、
妻に専業主婦でいてくれとお願いしよう。
ただ、「俺の世話代と家事育児代」は、安くはない。
②一部だけを選んだ以上
妻に、俺の世話と家事と育児をしてほしいなら
妻に、感謝しながらそれなりの生活費を渡し、気持ちよく日々を送れるようにしたい。
目標は「家族で幸せになろう。」なのだから。
そして、お願いするからには感謝の念を常に持ってほしい。
妻が優しくボランティア的に接しているのに、「当たり前」と感謝の念もなければ、愛は冷める。
専業主婦といっても、妻は夫の所有物ではない。
勘違いして、ママ友とランチの制限をしたり、「誰のカネで暮らせてると思ってんだ」的なモラハラはダウト。
↑
夫と妻で議論し熟考したハズなのに、意見をスルっと変える夫or妻もいるのでご注意!
さて、
①たくさん耕して豊かにする(共働き)なら、
夫と妻は同志として「戦略」を立てよう。
目標は「家族で幸せになろう。」
戦略は「どんな生活にするのか。」
●結婚してからの具体的な生活設計
・食事当番
・掃除当番
・洗濯当番
●子供ができてからの具体的な生活設計
+育児
・一歳までどうするか
・二歳以降どうするか
・第二子はいつにするか
●子育ての手伝い要員はどうするか
・親、親戚、ご近所友達…インフラ整備できるか
・外注…時間と料金を算出
↑
①たくさん耕して豊かにする(共働き)といいつつ
ワンオペで疲弊する妻が後を絶たない。
言っておくが、子育ては波乱万丈の毎日であり、ママ一人っきりでは無理ゲーである。