子供が中学生・高校生になっても家でヒマにしている場合。
休日が週に2回だからヒマな時間のありがたさがわかる。
しかし何もすることがないと、ヒトは飽きてくるものだ。
ヒマな時間が多いと、ママは余計なことを考えるようになる。

●ヒマを遊びに使う場合

夫が高収入などお金があると、百貨店めぐりで洋服や着物、高級ランチ、なら日本の経済効果も高めてくれる奥様なので問題はない。
パチンコなど娯楽に夢中になるのも、個人の趣味範囲である。ドラマ「流星ワゴン」のように借金をしてまでは問題になるが。

道徳的に問題になるのは、火遊びや浮気を考え実行するママである。昼間なら夫は気づかない。
昼間会える男性は、堅実なサラリーマンではない。経営者、夜の仕事、学生、はたまたヒモ前提のイケメン。
このママ達はほんとうに少数派なので、夫たちは心配しすぎることはない。

どちらにせよヒマだからと遊んでばかりいると、楽しいだけではなくなってくる。
不規則になったり太ったりと身体的に、自信がなくなってきて精神的に落ち込むようになってきたりする。

●ヒマを子供の教育にのめりこむ場合

これは健全であり、良妻賢母を目指すからには、必須条件かもしれない。
気をつけるとこは、独りよがりにならないことである。

①客観的にも道徳的にも気をつけよう。
例えば;
学校への不満から「モンスターペアレント、パワーハラスメント」化したり、「子供のためを思って」の行動がエスカレートしていく。

②子供の意見を尊重しよう
例えば;
塾巡りして子供の塾を変えてばかりの、ベスト塾を押しつける教育ママにならないようにしよう。
いくつか提案し、子供に考えて行動させることで、ヤル気が出てくる。

スポンサーリンク

一般的な教育ママにありがちなのが、子供の行動を全部把握しないと気になるママ。
それはヒマな教育ママが陥りやすい「子供を管理するママ」である。
子供に合う塾、教科の提案をし、勉強に専念できるよう、時間管理までする。
この管理体制が子供には居心地がよい場合もあるし、ママにとっては子供が手のひらで泳いでいるから気持ちが良い。仲良し家族である。
しかし「管理されること」に慣れ切った子供は、社会に出てから、苦労する。
社会では、自分で仕事の提案し時間管理を行う。
自分で考える練習をしていないと、アイディアが出ない。これは致命的である。

この対策として、「考えさせる、選ばせる」練習をしてはどうだろうか。
ある案件で、2~3の提案をして、それぞれのメリット・デメリットを考えさせる。
子供は、自分で選んだので納得してヤル気が出る。

ほか、一石二鳥の対策もある。
ママもヒマな時間に資格の勉強をする。
資格は、仕事に結びつくものでも、とりあえず英語Toeicでもいい。
ママは、資格のために勉強しているのだから、子供と同じくらい忙しいというシチュエーション。
そしてちょっと家事を手伝ってもらう。
その際、お茶碗洗いや掃除よりも、楽しい家事が良い。
卵焼きの作り方を教えて、次回は一人で作ってもらう。
仲良し家族に「美味しい!」と言ってもらえる喜びは、是非子供に経験させてあげたい。
「勉強時間が卵焼きごときにもったいない、ママが作った方が早いし、子供の時間の無駄だわ。」の気持ちを横に置いて、自分で作りひとに喜んでもらえる楽しさは、数学難問正解の喜びに匹敵するかもしれない。

そして「子供を全て管理するママ」から、「子供を少しだけ管理するママ」に変えていくのだ。
 

23