久しぶりにすごい長文ブログを読んだ。
Gunosy という自分の興味のある関連ニュース記事を毎日配信してくれる無料サービスで、
「東大卒真面目系クズの末路 「灘→理III」3兄弟の母の教育論について東大卒の私が思ったこと。」
との見出しだったので、早速読んでみた。

さて、この「もと子供」の意見は、なるほど、こういう目線があったのか!と考えさせられた。
教育ママたち、長文だがぜひ読んで欲しい。
彼の言うことはもっともである。
「コミュニケーション能力」を培う時間を奪われ、キラキラした青春時代の中高生に二度と戻るとことはできない。
社会人になった今は、思春期にできなかった女子中高学生と付き合いたくても、犯罪の部類に入ってしまう。
彼の言う「毒親」は、幸せな人生を送らそうとして東大を強要したのだろうが、その意図は子供に伝わらず親を憎む人生となる。

その前に、3兄弟の母の記事は以下にもある。
「灘→理Ⅲ」3兄弟の母の教育

3兄弟とも灘→東大理Ⅲ 「プロママ」が伝授する東大合格への7カ条

はじめにビジネス系の記事で読んだとき、けっこう衝撃を受けた。
この佐藤ママの3兄弟は、親に感謝しているようなので子育て大成功かと思われる。
親が頑張っても、そこに届かない子供たちがたくさんいることを考えると、子供たちの頑張りはもちろん、佐藤ママの努力のたまものだと思われる。
怠惰な生活に慣れた著者にとって、尊敬すべき生活スタイルである!
このようなストイックな教育は、普通のママではハードルが高すぎて超難。
だから批判もあるようだが、ママ自身が出来ないことへの妬みなら、失笑である。
今の時代は何でもネットで叩く輩が多くなっているが、「頑張っている人を叩く」ことはヒトとして慎みたい。

「頑張っている人を叩く」。
一流の運動選手や超難関資格をゲットされた方は、頑張ったご褒美で皆から称賛をあびる。当然のことである。
もちろん親からの遺伝・素質も大いにあるが、才能1%努力99%と言われるように才能があっても努力しないと一般人で終わってしまう。
佐藤ママのように日々常に努力して積み上げてきたストイック生活は、称賛されるべきことである。

しかし順調に行く場合とそうでない場合もあるので、子供の性格により、教育の「与え方」の必要はあるように思う。
教育成功のカギは、子供の性格の把握と親子の信頼関係がゆるぎないことだ。

「もと子供」の長文ブログと、著者のママ友の「もと子供」の経緯をみると、親子の信頼関係」が一番大事なのかもしれない。

さて、本題に戻る。
この「もと子供」長文ブログから私たち教育ママが学ぶべきことは何か?

 

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同じような経路を辿らした、ママ友達がいる。
現在医大学生であるその「もと子供」とママとはほとんど口をきいていない状態と聞いている。(AママとA子供としておこう)
Aママは、なぜ今こんな状態なのかと過去を思いめぐらしてみたら、一つ反省する出来事を思い出した。
高校一年生の時、A子供が夢中になっていたあるゲーム機を取り上げたのだ。
それは、Aママに買って欲しいと言っても絶対買わないのを知っていて祖父母からもらうお年玉を2年間ためて、A子供が勝手に購入したものだ。
Aママが見つけたとき、パパとママの前で正座させて「なぜ親に言わないで勝手なことしたの?」とたしなめて、それを手放すようにちゃんと話をしたら、それに従ったらしい。今一番大事なのは、第一志望に向かうことでありムダなことをしている時間はない、それはA子供にもわかっていた。
いつもA子供は言うことをチキンとまもる良い子なのに、初めて親に隠し事をしていたことがAママにとってもショックだったのでよく覚えているらしい。
しかしAママが思い出さないだけで他にもあるかもしれない。
A子供の心に傷をつける出来事が。

「もと子供」長文ブログからの引用にすると、
・「学習性無気力を強化」
・「親を憎むようになる」
だろう。

さて、この「もと子供」長文ブログから私たち教育ママが学ぶべきことは何か。
●人生に無駄なことは何もない
●人生において「コミュニケーション能力」が最高のスキルである
この2つではないだろうか。

勉強はするのは当然だが、子供が楽しく勉強できるように気をつけよう。
機械ではないので、リラックスして頭を休める時間は必須である。
それがゲームかテレビか漫画か友達とのおしゃべりか。
可愛いクラスメイトを好きにもなるだろう。これは普通男子の道である。否定してはいけない。
告白して振られるかもしれないし、付き合うかもしれない。
彼女も第一志望を目指している場合は、お互い大学合格してからね、と言われて勉強にやる気が増すかもしれない。
ささいな経験でも大人になってからキラキラ輝いて思い出すものである。
また、いろんな失敗から学ぶことで強くなる。
●「人生に無駄なことは何もない」ということを頭の片隅において置こう。

また「コミュニケーション能力」高めるといってもどうすればいいのか、明確な答えはない。
これは、日々の生活の積み重ねで培うものなので、「コミュニケーション塾??」に生かせるとかではない。
とはいいつつ、中学・高校時代は勉強を継続しないと第一志望の大学には到達できない。
好き勝手なことも困る、というのも素直なママの気持ちである。
しかし「抑圧」は子供をヤル気にさせるかもしれないが、大学生になってから親を憎みママと話をしてくれなくなるかもしれない。
時々楽しい出来事(イベント)をはさんで、家族仲良くする、ことも色付けしてもいいかもしれない。
子供が部屋でLine電話をしているとイライラするかもしれないが、そんな時は一息して思い出そう。

●人生において「コミュニケーション能力」が最高のスキルである!

この国は、法律に違反しない限り、個人の思いを表現するのは自由だ。
教育についても、いろんな意見がある。
初めから批判ばかりして受け入れないのではなく、様々な話を参考にしたい。

 

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