前の記事の続きになるが、子育てママにとって興味深い内容なのでもう少し掘り下げてみる。

内閣府のデータ、「一人の子どもを育てる費用は1,302万円」は、育てる、だけの基本費用。

hm030112

他にもいろんなデータがあり「一人の子どもを育てる費用は3000万円」というデータを見てみる。
これも古くて10年前の「AIUの現代子育て経済考2005」であるが概要つかむには良いデータ。そのち最新データが出たらチェックしてみよう。

子育てにかかる費用としては教育費と養育費があり、「3000万円」とされたのは、オール国公立で大学まで卒業した場合の教育費(1345万円)と養育費(1640万円)を足したもの。

★出産から22年間の養育費(「AIUの現代子育て経済考2005」)
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出産・育児費・・・・・・・・・・・約91万円
22年間の子供の食費・・・・・・・・約671万円
22年間の子供の衣料費・・・・・・・約141万円
22年間の子供の医療・理美容費・・・約193万円
22年間のおこづかい・レジャー費・・約469万円
22年間の子供の私的所有物代・・・・約93万円
〔合計〕==== 1640万円 
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★子供の教育費(AIU保険「AIUの現代子育て経済考2005」)
公立
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幼稚園・・・・・約64万円(2年間)
小学校・・・・・約308万円(6年間)
中学校・・・・・約229万円(3年間)
高校・・・・・・約252万円(3年間)
大学・・・・・・約492万円(国立、4年間)
〔合計〕==== 1345万円
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私立
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幼稚園・・・・・約147万円(2年間)
小学校・・・(調査なし)公立は約308万円
中学校・・・・・約525万円(3年間)
高校・・・・・・約479万円(3年間)
大学・・・・・・約604万円(私立文系、4年間)
〔合計〕==== 2063万円(小学校は公立)
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参照:大学が私立理系   約720万円
私立医・歯系 約2965万円

●2018年7月追記
私立中学受験~私立・国立(文系・理系)のリアル金額はこちら。
学費だけの最低金額の参考に。
→ 専業主婦から老後貧乏回避へ

養育費(1640万円)はそのままとして、オール国公立で大学まで卒業した場合の教育費(1345万円)と、オール私立で大学まで卒業した場合の教育費(2063万円)。
結論として、3000万円~3700万円は必要経費となる。

では、このデータから費用の概要は理解できた。ではわが子はどれくらいの教育費用をかけようか??

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幼稚園からずっと私立で大学までの予定、とか。
出来る限り公立だが、進学校目指すための塾費用は惜しまない、とか。
費用の出所は、代々土地持ちや、親からの相続の期待、経営者で余裕がある、あるいは住宅ローンがないのでその分を教育費に充てれる、など生活に余裕があるなら教育にかけるのも良い。

しかし悲惨なのは、子供に教育費をかけたために起こる災難である。
大きく2つに分けられる。

①家庭での生活が苦しくなっていく。
②子供が親が願う方向に行かなくなっていく。

いろんな家庭、子育てがある。
こちらは「教育費をかければ子供は幸せになれるか」の記事で紹介していこう。

 

●2018年7月追記
私立中学受験~私立・国立(文系・理系)の場合、子供1人でいくらかかるのか。
金額詳細を掲載している
専業主婦から老後貧乏回避へ

●2018年8月追記

専業主婦から老後貧乏へのこんな物語はいかが。
専業主婦と老後貧乏

専業主婦から老後貧乏を脱出してみよう。
専業主婦から老後貧乏回避へ

言い切っていいのか迷ったあげく、書いた記事がある。
専業主婦は、損である こちらもご参考に。

子供が高校生までに考えよう。ご参考に。
奨学金破産 奨学金を回避する方法