奨学金破産、過去5年で延べ1万5千人 親子連鎖広がる という記事に、子育てママ達は驚いたのではないだろうか。

これは朝日新聞デジタルの記事だが、ほかプレジデントオンラインでは昨年の記事、 「奨学金払えない」わが子は自己破産? を読んだ記憶があった。
奨学金払えなくて悲惨な人生を余儀なくされた記事、最近よく見る。
現在奨学金利用している大学生は50%らしい。
2人に1人は、奨学金を借りざるを得ないということだ。
しかし以前から奨学金払えない問題はあった。

「奨学金」は借金である。が、「奨学金」でどうにかして教育費をまかなえればという気持ちがある。
結論から言うと、「奨学金」はこう考えるのが望ましいだろう。
返済不要の「奨学金」を狙う。
②借りるなら無利子で金額を抑えて。
③堂々と借りて、高収入をターゲットにする。  

返済不要の「奨学金」を狙う。

これは、情報をくまなく調べたら、たくさんでてくる。
収入制限もあるが、成績優秀者・難関資格取得者へのご褒美的な奨学金もある。
大学のHPだけでなく、事務室に直接聞きにいく。 そのためには、子供の成績はトップ5%に入るくらいのGPAを目指してもらう。
GPA4に近づければよい、最低でもGPA3.5以上はほしい。 返済不要というからには、成績優秀な生徒が選ばれるに決まっている。
奨学金は調べて、そこに注力するものが勝つ。
これも、ママ友の一人が大学事務員をしていて、いろいろランチで情報を仕入れた記憶がある。
以前は、教師になれば奨学金は返済不要ができる制度があったが、現在は廃止になっている。
勉強ができる人にはありがたい制度だった。
息子の担任の先生は、家庭が貧しかったが一生懸命勉強して大学生のうちに教員試験に合格して親孝行したと、授業中に子供らに話していた。  

②借りるなら無利子で金額を抑えて。

大学卒業してからの返済で月数万円といいつつ、有利子なら確実に返済がキツイ。
子供が社会人になってから十分返せるだろうというのは、順調満帆に社会人生活を継続した場合に限る。
大学卒業者の初任給の平均額は20万3,400円 厚生労働省の調査 2年目は住民税が引かれるので、手取りは16万程度になる。
ここから月2万円を返済にあてるとして、手取り14万円。 通常なら返していける額だ。 しかしママたちは知っているだろうか?
大卒3年以内に辞める人数が3割であることを。
次の就職先が決まらなければ、月2万円といえども延滞は怖いので、支払い続けなければならない。
だれが支払うのだろうか?

筆者の親戚の話で恐縮だが、リアルなことがあった。
25年以上前のこと。 東京の大学に進学した息子が、そのまま大学院に進みたいという。
大学までは親が直接大学に振り込みをしていたが、大学院学費は、息子に生活費と一緒に振り込むことになった。
ところが、息子は大学院を奨学金支払いにして、生活費として散財していたらしい。 25年も経って、親に請求がきた。
息子は、社会人になって支払いが滞っていたらしい。
それこそ、月1~2万円程度のはず。 積もり積もってから、親に請求がきたというわけだ。
悠々自適に暮らしていた年金生活の、親。 息子は、自分の子供がまさに高校進学の時期で教育費が家計を圧迫している最中。
奥さんと子供らをかかえて、やりくりたいへんの様子。
結局、老親が、文句をいいつつ百万単位の奨学金+利息を、支払ったらしい。
これを避けるには、③の方法をぜひご検討いただきたい。  

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③堂々と借りて、高収入をターゲットにする。

家庭が大学進学費用が難しいと分かれば、ズバリ大学・就職先を見据えて大学にいこう。
●理系・勉強得意なら医学部も可能性あり。
以前の記事を参考に。 理系なら医学部を目指そう

●文系・勉強得意なら、難関資格・できれば最難関資格を取得しよう。
以前の記事を参考に。 専門職を目指そう!

知人から先日聞いたリアル話。
中国地方出身で3人姉妹の長女Aさん。
Aさんは成績が良く進学校に行ったが、下の妹2人は勉強ができないらしい。
パツ金の地元ヤンキーっぽい妹もいるとか。
妹2人は勉強できないが、地元の専門学校に行くかもしれないし、Aさんだけにお金はかけれないとわかった。
Aさんは、地元を出て大学進学し、学費と生活費、4年間で数百万円の奨学金を借りた。
Aさんは、高収入を目指し、最高資格所得のため猛勉強。
無事合格して超一流企業に内定もらった。
初任給から年収500万円超。
一人暮らしでも、数年で返済できる収入である。
奨学金を借りる以上、そのリターンを活かす職業を選んでみよう。

大卒でフリーター これだけは避けたい。

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