「専業主婦と老後貧乏」には深い相関関係がある。
現在の20代~30代の「専業主婦になりたい」女性に告ぐ。
お母さん世代の二の舞をしてはならない。

現役時代に年収1千万円の夫を持つ家庭でも、将来は老後貧乏になる可能性がある。

では普通の収入の家庭で、どう生活すると老後貧乏になるか。

本題に入る。
専業主婦(ワタシ)から、老後貧乏へのある物語。

夫と結婚し、ワタシは寿退社。
しばらく2人だけの楽しい新婚生活。
→しかし、夫の手取り19万円(額面24万円として)から少しは貯金もしないと・・・。
外食はおしゃれなレストランではなくファミレス。年に1回温泉旅行に出かける時はかわいいペンションを予約が唯一の贅沢。
妊娠するまで、昼間3時間ほどアルバイト。

出産して、毎日が忙しい。夫は少し手伝っただけで偉そうな顔をして余計にイライラする。
やっと幼稚園。
昼間は数時間自由になり、子育ての悩みをママ友とランチで語り合う。
子育ての悩みは、つきない。
赤ちゃんのころは、発育や言葉がすごく気になってしまう悩み。
幼稚園からは、友達との関係や衝突など、少し複雑になってくる悩み。
幼稚園年中になると、幼児教育についての悩み。
どんな習い事が子供にいいか、すでに習い事に行かせているママ友に情報をもらう。

そして余裕がある家庭は、小学校受験を真剣に考える時期にもなる。
①愛する子供に、最高の教育環境を与えたい。
②エスカレータ-式で大学まで行けるので、好きなことを思いっきりさせたい。
③義父母からの強い希望。
などなど。
この後どういう道をたどるかは、以前書いたので割愛する。

小学校受験はせずに、地元の公立小学校に進むとして。

そしてワタシは、何をしているかというと・・・
相変わらず専業主婦をしている。
乳幼児の頃は、寝る暇がないくらい忙しかったのは事実だが、幼稚園から小学校になると、特に忙しくはない。
というか、すごくヒマである。

しかし、小学校低学年は15時には帰宅するので、ワタシが居ないと子供がかわいそう。
ご近所ママはキャリアウーマンで、おばあちゃんに子供を見てもらっている。
あそこの子供は愛情たっぷり与えられてなくてかわいそうだわ、と下に見ているワタシがいる。

※→いや、子供はたくさんの人に育ててもらう方が豊かになるのでは。人を下に見てはいけない。

子供が高学年になると、放課後はスポーツ活動や学習塾に通う子供が増える。

ヒマだし、ワタシもパートに出ようかしら。
でもパートから帰宅すると、炊事洗濯食事と、バタバタ忙しいに違いない。

幸いなことに夫がとんとん拍子に出世して、収入が増えてきた。
お金には困らない状態になってきて、ヒマな専業主婦が思い付くのは「そうだ、子供の為に中学受験させよう」

中学受験となると、塾選びに奔走する。
入塾すると、送り迎え・夜のお弁当を届ける・懇談会や面接に出席するし、ワタシはとっても忙しくなった。
夫にも中学受験の苦労話をできるし、志望校を合格できたらワタシの手がらのようになる。

でも今度こそヒマだし、パートに出ようかしら。
いやいや、私立中学で出会ったママ友とランチに役員会と忙しいので、家事で精いっぱいということにしよう。
ママ友にパートで忙しいとかも言いたくないし、ヒマすぎたら習い事でもしようかしら。

そうこうしているうちに、子供は大学生になり、子育ては終わる。
専業主婦でヒマを持て余していたが、お花や料理など習い事などもちょこちょこしていたので、まあまあ充実していたかしら。

さて、専業主婦を謳歌したワタシは、その後どうしているかというと。
50歳になってはじめてパートに応募した。
25歳で寿退社して、4分の1世紀ぶりに仕事をする。
経歴の欄は書けることがなかったが、何とか面接で合格した。
仕事は「未経験OK」の飲食店なら、いつも人手が足りないので誰でも合格できそうだが。

現実は、何もかも初めてだし、未経験OKといいながらちょっと説明しただけで任されてしまう。
50代は覚えるのも遅いので、サッサとできるはずがない。

※→家事が大変ではなくなったのに、自ら伸ばし伸ばししてきたブランクは厳しい。

①二周り年下の店長に、怒られる。
②ワタシは「仕事ができない奴」と烙印を押された。
③パート時間だけの付き合いなので、悩みを相談できる友達もできない。

自己嫌悪に陥り、パートは辞めることにした。
だって心の病気になるといけないし、夫の収入で十分暮らしていけるので無理して仕事する必要ないし。

そうして50歳から60歳まで、またまた専業主婦に戻る。
夫も60歳で定年退職したので、悠々自適に暮らしていこう。

※→ダラダラ生活していた妻に夫は魅力を感じるだろうか?
三行半を突き付けるのは、夫から妻へ、かもしれない。

さて、この60歳で夫が定年退した時に、いったいどれくらいの貯金ができているだろうか?
まずは、教育支出金をあげてみよう。

※地域によって差があるが。

●中学受験前は4年生からとして、年間70万円、6年生は100万円。しめて240万円。
●私立中学から高校まで、学費540万円(90万円×6)。
●私立大学4年間、文系の場合、学費400万円(100万円×4)。
●私立大学6年間、理系(院に行かないと意味がない)の場合、学費900万円(150万円×6)。

中学受験前~大学卒業までの合計額は、
文系・・・1,180万円
理系・・・1,680万円

これには、入学金・教科書代・制服代・修学旅行・クラブ費・定期代は入っていないので、実際はその1.2倍は軽くかかるだろう。

子供に一流の教育をしたという自負をもった専業主婦ママのワタシ。
子供がこれらの教育にちゃんと乗って、社会人になり働いて、ワタシ達の老後には感謝をしてくれたりしたら、もう何も言うことはない。
こんな風に、理想の姿を描いていたのだが・・・
ところが、

①夫の収入が、激減した
②夫またはワタシが、病気になった
③子供が、引き込もりになった
④子供が、フリーターまたは収入の少ない研究者になった
⑤夫またはワタシの親の誰かが、介護施設に預けないといけなくなった
⑥子供を3人以上、同じ私立道を歩ませることにした
⑦これは自業自得だが、ワタシがブランド志向になっていった

どれか一つでも当てはまれば、老後貧乏に陥る可能性が高い。
子供を私立に行かせた時点で貯金を蓄えることが難しくなっている。
夫の収入でカバーできる範囲なら良いが、家や車のローンを支払い続けている場合は、貯金どころか自転車操業の場合もあるのだ。

子供を中学受験・私立一貫校に通わそうと決心すれば、老後貯金は少なくなるものと腹をくくろう。
専業主婦が、夫の収入だけに頼って収入を増やす努力をしない場合、老後貧乏まっしぐらと危機感をもとう。

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※→子供を中学受験、と決めたらママも生活水準を下げないように努力しないといけない。
お金はあると思って「教育費垂れ流し」状態だと、老後貧乏への道が待っている。
週に3回4時間で月5万円でも年間で60万円。
週に4回6時間で月8万円でも年間で96万円。
ヒマな10年間だけでも1千万円貯金ができるのだ。
60歳になってからでは、1千万円貯めれない。

仕事に躊躇しているなら。
専業主婦、仕事をしてみる
教育熱心ママならこの記事。
ママが働くことの利点
一旦専業主婦になってブランクあるけどキャリアウーマンになりたい。
職種の選び方

ワタシが、子供を中学受験・私立一貫校に通わせていない場合は、家でダラダラしていてもいいかしら?
子供はずっと公立でお金がかからないから、働かなくてもいいかしら?
これについても、以前の記事を参考に。
ママが仕事を持たないことのデメリット

専業主婦ママが、老後貧乏の道を歩かないですむ方法は、ないこともない。
普段の生活を以下のように、するのだ。

①家計簿をつけて、節約生活をして、月5万円は貯金する。
②夫と子供の服は買うが、ママの服はフリマか激安ネット通販のみ。
③化粧品は、最低限をドラッグストアで購入。
④ママ友とのランチはなるべく行かない。

↑いや、そんなみじめな人生を送るより仕事をしようよ・・・

最後に、初めのワタシの物語部分、赤で太字の部分に注目しよう

専業主婦のこの行動は、夫(オレ)の目にはどう映っていただろうか。

「オレが汗水たらして稼いだ金で、ヒマなくせによくぞ贅沢してくれたな。」
この一言である。
全員ではないだろうが、どんなに優しい夫でも口に出さないだけということだ。
最近は給料も上がらない中、少ないお小遣いでやりくりしていた優しい夫の心根はわからない。
血を分けた子供よりもオレが大事だし、オレの方を大切にしてほしいと思っている、かも。
考えたことがあるのではないか。
「もし女房子供がいなかったら。。。自由だよな。」と。

子供が幼少期
「オレが仕事で忙しいけど、しっかり家庭を守ってくれているのでWin-Win」

子供が中学受験期
「オレが仕事で忙しいけど、しっかり子供に教育してくれてWin-Win」

子供が中学以上になると
「オレが仕事で忙しいけど、ヒマなくせにダラダラしてWin-Lose」

ビジネスでは全てWin-Winならとても気持ちが良い。
Win-Loseなら搾取されているように感じる。

夫と妻、稼ぐ者と家事子育ての役割分担、これをOKとする日本社会である。
このモデルケースは、夫がどんどん収入があがり老後は年金だけで悠々自適な生活が望めた「昭和時代」には有効であった。

現代は、夫+専業主婦の年金は、以前の記事の通り平均23万円。
これだけでは、老後貧乏になる可能性が大きいのである。

では解決策はあるのか?
確実な1案としては、ある。
夫+妻が、厚生年金を持つこと。つまりダブルインカムを60歳まで継続することだ。

●妻は正社員として定年まで働く

そのためには・妻をその気にさせるには、
●夫も家事育児を妻と同様にこなすこと!

家庭とは、「広大な農園」を育てる同士のようなものだ。
「広大な農園」とは、子育てであり、財産を築くことである。
夫一人、妻一人では、十分に育て・蓄えることはできない。
家族みんなで、協力していくものだ。

夫+妻の厚生年金は、もし同じように稼いだら17万円×2で34万円の可能性もある。
どちらかが病気になっても、治療費に悩むことはなくなるだろう。
そして、将来に以下のことが起きても、

①夫の収入が、激減した
②夫またはワタシが、病気になった
③子供が、引き込もりになった
④子供が、フリーターまたは収入の少ない研究者になった
⑤夫またはワタシの親の誰かが、介護施設に預けないといけなくなった
⑥子供を3人以上、同じ私立道を歩ませることにした
⑦これは自業自得だが、ワタシがブランド志向になっていった

なんとかカバーできる可能性が高くなる。

子供が小さい時は専業主婦でもいい。
専業主婦の間に、どんな仕事に就くか考えてその勉強(資格)など準備をしておく。
子育てがヒマになったら、着々とキャリアアップしていこう。
オススメは、専業主婦になったあとキャリアウーマンになる、こと。
職種の選び方

AKB48の高橋みなみも言っている。
「努力は必ず報われる」

厚生年金付きの仕事に就くことが、老後貧乏を回避できる、年金アップの唯一の方法だ。
いや、もちろん家庭の事情もあるのでパートでも規定時間以上は厚生年金もらえることになったので、それを継続してもいい。

そうだ、ダブルインカムを60歳まで継続しよう!

そして「広大な農園」を育て、財産を築き、家族みんなで幸せに暮らそう!

2018年7月追記
老後貧乏を脱出してみよう。
専業主婦から老後貧乏回避へ

2018年2月追記
子供が高校生までに考えよう。ご参考に。
奨学金破産 奨学金を回避する方法

2017年12月追記。
言い切っていいのか迷ったあげく、書いた記事がある。
専業主婦は、損である こちらもご参考に。

 

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