子育て本といっても、いろいろな考え方の著者がいる。
心理学者、や現場の教師もいれば、普通のママのエッセイまで幅広い。
内容はそれなりに納得して得るものはある。

新しい本を読むたびに、自分の子育てに反省し1週間くらい理想に燃え、その後いつの間にか元のこそだてに戻っていく、の繰り返し。
ただし子供への見方の幅が広がるので、ちょっと余裕をもって接していけるという点が、ママの成長につながる。
注意するのは、1冊の本で感銘を受けたとしても、それをそのまま自分の子育てに当てはめようとするのは危険。
子供は、ママとは違う人格を持っているし、ひとりひとりの背景が違う。
ちょっとした知識として、頭に入れておく、くらいでいい。
また、このような本を読まなくても、あれこれ悩むことなく楽しく子育てをしているのが一番。

「人を殺してはいけない」と子どもに教えるには―次世代に伝えたい10の“ルール”> ドロシー・ロー・ノルド著
●「分かち合うことを教えれば、子供は思いやりを学ぶ「
●「子供を馬鹿にすると、引っ込み思案な子になる」
●「広い心で接すれば、キレる子にはならない」
など、子供の例を参考に家庭教育の大切さをわかりやすく書いている

アドラー博士の子どもが素直に伸びる20のしつけ法 (サンマーク文庫)> 星一郎・順子著
●アドラー心理学博士をもとに、子どものピンチを見抜いて自身をつけてあげるしつけ方の具体的なアドバイス。
●子供にしつけるべきこと、子供にまかせること、をハッキリと書く。

> ヘンリー・クラウド ジョン・タウンゼント
●「なぜ友達をいじめてはいけないの?」
●「どうして決まりは守らなくちゃいけないの?」
といった質問に聞かれて戸惑う時に役立つ。
やってはいけないこと、やらなくてはいけないこと、の見分け方を子供に教えようという本。
子供が成長して、自己判断をする際の指針を、小さいときから身につけさせようという内容。

新装版 子どもを叱る前に読む本
よい子悪い子―子どもの見方と伸ばし方> どちらも、平井信義
●叱らずにしつけはできる。自分からやる気のある子に、ゆったりやさしく育てていこうという本。
●本当のよいことは、いたずらっ子、聞分けのない子であって、自分を抑圧している聞分けのよい子は注意が必要、という考え方。

子育て本で早期教育をうたっているものも多いが、勉強の本当の勝負は中学から。
人格形成や心を育てる本の方が大切だと気づくのは、子どもが10歳以降になってから。
10歳以降は、方向性を間違えると荒れることもあるので注意が必要。

以上は、筆者の子供が小さいころの十数年前の本。
新刊に近いものがあれば、おススメの本を書く予定である。
子育てハッピーアドバイス は、子育て本は1冊だけでいいというママの必読書。この中の言葉はどれもすばらしい。

 

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