平均年収186万円…日本に現れた新たな「下層階級」の実情
これがニッポン「階級社会」

この記事が掲載された日、衝撃を受けた。
ここ数年、何だかモヤモヤしていた答えが、ここにある気がしたのだ。

発売されている本

「新・日本の階級社会」が形成中か、わかる。。。
この記事でいうと、日本の階級社会は以下のとおり。
1、経営者などの資本家階級
2、専門職・管理職などの新中間階級
3、労働者階級(正社員)

新たに追加されたのがアンダークラス
4、労働者階級(非正規)平均年収・わずか186万円

アンダークラスとは、階級以下、という位置だ。
これは最近よく話題になる非正規の人々。
アンダークラスとなるのは平均年収186万円とか。
月収にすると15万円程度。別に悪くはない。
15万円あれば、3食はもちろんスマホも最新モデル持つことは可能。(自宅ある場合)
飲み会1回5千円、二次会行っても1万円。
服装だって、月に3着くらいは可能だろう。
ただし、独り身の場合だ。

しかし独り身でも、アパート暮らしなら、家賃・光熱費に半分近くは消えてしまうのではないか。
そして、1人で生きていく場合はOKだが、伴侶や子供がいる場合は、、、生活は難しいだろう。

月に15万円の収入とは、子供がいる場合の生活保護費と同じくらいだ。

普通のサラリーマンと専業主婦(子供がいる)の場合、どれくらいの最低収入が必要だろうか。
ズバリ、子供の年齢による。
赤ちゃんから保育園・幼稚園入園までは、何とかしのげる。
小学校低学年でも、何とかしのげる。
食費はわずかだし、衣類は先輩ママ友・親戚からのおさがりがある。
小学校中学年からは、毎年キビシクなる。
食費は増えるし、衣類はこだわりがででくるので流行ものを購入。

実際、筆者も2人の子育て中は、自分は1円ケータイをずっと使用し、美容院はたまに、洋服はほとんど買わなかった。
全て子供達の生活必需品に消えてしまうのだ。

そして、生活必需品の上をいくのが、教育費である。
教育費をかけなければ、子供がいる場合の生活保護・月に15万円程度でもなんとか生活できるかもしれない。
月に15万円程度なら、はっきり言って教育費は1円もかけれない。
教育費をかけなければ、学歴の形成は難しくなってくる。。。

ということは、
「新・日本の階級社会」が形成中とは、アンダークラス(年収186万円)の子供はアンダークラスになるということだろうか?
これが「階級社会」なのか?

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さてさて、このページを読んでいる読者は、ママが多いだろうし、関係ないと思っている方もいるだろう。
2点、押さえておきたい。

関係あること(1)
筆者が気になったのは、パート主婦や専業主婦にも言及している点。
パート主婦は、時給850~900円の低賃金である。
専業主婦は、収入ナシである。
夫がいるし「お小遣い費」程度でよいと思っていたが、同じ仕事をしても正社員との賃金差にモヤモヤしているパート主婦もいる。

男性の製造業では、同じ仕事をしても正社員:年収700~800万、派遣労働者:2〜300万という大きな格差があるという。
モヤモヤどころか、腹立たしくなるだろう。

“格差に対するスタンスで、アンダークラスに接近している(記事より)”
パート主婦達は、格差を是正してほしいというアンダークラスにとって、希望の分類ということだろうか。

格差を是正しないと、階級社会が固定してしまう。
これは真実のようだ。

関係あること(2)
アンダークラスは、低学歴からのみ出てくるのではない。
大卒でも、アンダークラスは存在する。
大学卒業後
・就活失敗で非正規へ
・やりたいことしかしたくないフリーターへ
・大学に長く残っていたため、一般就職先から拒否られ
・就職後、病気になり退社
・就職先を、収入の低い業種に選択する

大学合格だけなら、アンダークラス回避ではない。
可愛い我が子をアンダークラスへ行かせないためには「新・日本の階級社会」を教えてあげよう。

民主主義・日本で、新しい階級社会が形成されつつある・・・
この記事が流す波紋は、これから広がる気がする。

下層階級に陥らないためにも、情報だけは備えておこう。
以下記事を参考に・・・

子供の就活・私たち親が「老後貧乏」にならないために注意

子供にはこの記事。

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老後貧乏避ける コミュ障の子供 学部の選び方
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教育ママの妻に働いてほしいなら、この記事。

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