子供の就活。
子供が大学1年生の時から、親もしっかりアドバイスして注意したい。
私たちの時代20~30年前は、親に相談などなしで十分な仕事がありラクな就活だった。
しかし、現在は子供の就活で「貧富の差」は確実につく。
「高学歴プア」も多いこの現在、就活への取り組み方は「大学受験」と同じくらい重要である。
「高学歴プア」とはもったいない話だが、「〇〇大学に合格が目標!」と位置付ける親にも問題がある。
私たち親世代の「老後貧乏」を回避させるには、子供に「大学が目標」と思わせてはいけない。
「〇〇大学に合格出来れば夢みたい」とは、ママ達がよくやってしまうことだが・・・すると子供は、
「〇〇大学に入れさえすれば、オレの人生バラ色だ」と勝手に思ってしまうものだ。
そして4年生の就活の時期に苦戦すると、一気に労働意欲がそがれる。
就活失敗すると、以下のパターンが多い。
①わざと単位を残して留年し、来年新卒採用を目指す。
➡プラス1年の授業料金 発生
②大学院に残る。
➡プラス2年の授業料金+入学金
③急に「公務員試験を受ける」「資格を取る」などと言いだし専門学校代50~100万円をせびる。
④親にパラサイト
文系は4年。
理系は文系就職なら4年。専門を生かす企業希望なら、院で実績作る。教授から企業斡旋もある。
話は戻るが。
結論から言うと、「〇〇大学が目標」ではなく、「一人で食べていける」ことが目標である。
まずは、入学してから3年・5年後の就活で、自分にとってベストな企業から内定をもらう。
もちろん、学生起業で一定の収入を確保、でもいい。
●私たち親世代の「老後貧乏」を回避させるためにも、子供にパラサイトさせてはいけない!
かわいい子供だからとパラサイトを許してしまうと、逆に子供がかわいそうな人生を歩むことになる。
私たちは確実に先にあの世に行く。
子供は 低収入 ➡ 結婚できない ➡ 親の年金を当てにする ➡ 親があの世に・子供が後処理してくれる ➡
しかし、子供がその30年後にあの世に行くときには、誰が後処理(自分の荷物捨て・葬式など)をするのか?
一人で生きいくとこもできないが、一人で死ぬこともできない。遠い親戚が後処理をするのだろうか。。。
こうならないためにも。
●子供は学生時代に何をすればよいのか?
難関大学。合格してしまえば、サークル・飲み吐き会・バイトに明け暮れ、1年の後半には1限目の授業には出てこない。
根詰めて勉強し、得た「目標大学」。
タガが外れたように遊びまくるのも、必要なことだ。
しかし、3年後には過酷な「就活」が待っていることを、知らない・気づかないふりする生徒が多い。
ここ最近は就職率良くなったといわれるけど?、と思われるだろうが。
人気の企業は、高競争率で、高収入。
選ばなければ、ある。心配しなくていい。
選ぶなら、競争を覚悟しよう。
自分が選ぶのは自由だが、選ぶのはその企業である。
自分が選ばれる価値のある「優秀な学生」にあてはまらないなら、選ぶのは諦めたほうがいい。
まずは、就職偏差値ランキング委員会の記事を参考にしたい。
参考ページ:
意識高い生徒は
①1年生の時から、学生自治会・学内外の活動に参加している
②1年生の時から、海外のインターンに参加している
③1年生の時から、留学を目指してTOEFL・TOEIC、高得点を目指し勉強している
④1年生の時から、クラブ活動に参加している
(これらは、2~3年生のゼミ選びに注力するときにも役立つ。人気のゼミは、書類・面接で決まる学部もあるからだ。)
①~③ これは、就活で
「大学時代、何をしてきましたか?」において、
「リーダーの経験」
「成功の経験」
を具体的に述べるためにも、役立つ経験である。
③企業にとって一番わかりやすいのは、
大学名と、英語検定のスコア(英検・TOEFL・TOEIC)
狙う企業が、高競争率なら、高スコアを目指そう。
まずは学歴フィルター、そこをクリアして大人数の学生のES(エントリーシート)
よほどのことがなければ、TOEIC 800以上の生徒はまず安泰。
最低でも、TOEIC 730、できれば、TOEIC 860。
最難関大学名だけでは、弱い。
そんな学校名の生徒がウジャウジャいるのだ。
頭一つ飛び出るための、最適な方法であることは間違いない。
英検・TOEFLも書けるが、企業は、TOEICの記述欄を設けがちである。
④もっとも生徒らしい方法「クラブ活動で頑張る」
その大学で、有名・人気あるクラブは、卒業先輩の口利きで就活一発決定、も多い。
だから、思いっきりクラブ活動で頑張り、成績を残して、大学の価値をあげることに没頭すればいい。
しかし、人気があるということは競争もある。
努力し、レギュラーに選ばれ、舞台に立てる生徒は心配ない。
努力したが、レギュラーでなくベンチでも、そのクラブに属しているだけで就活は安泰、という場合もあるので体育会系は道はある。
全く就活に役立たないクラブもあるので、クラブ頼みだけは危険だが。
「バイトでの経験」はみんな書ける。
人より有利に就活を進めるのは、プラスの経験が必要である。
面接1 ➡ 合格 ➡ 面接2 ➡ 合格 ➡ 面接3 ➡ 合格 ➡ 面接4 ➡ 合格 ・・・
面接ごとに、どんどん落とされる。
そして、数人に絞られ「最終面接7回目」で内定が決まったママ友の娘さんを覚えている。
もちろん「最終面接7回目」で落ちた人もいるのだ。
何回も往復・・・新幹線か夜行バスだろうが、授業を休んで上京し続ける日々「交通費返せ!」と叫びたくなるらしい。
➡「企業から選ばれる人物」になるのだ。
「学歴フィルター」は確実に、ある。
今は、ネットで簡単に申し込みできるのだ。企業担当者も大人数ではない。
どの企業も「より優秀な学生が欲しい」ので、確実な高偏差値大学から「申し込み完了」させるのだ。
ここまで読んで理解したら、子供が考えなければいけないことは、
「〇〇大学に入れさえすれば、オレの人生バラ色だ」ではなく、
「〇〇大学に入り、大学生活を計画的に過ごせば、オレの人生バラ色になる可能性が高い」
ということである。
計画的とは、上記の①~④だが、必須はTOEIC勉強して得点を伸ばすこと。
いろいろ経験して自信がついたら、3年生(院なら1年生)の5月から申込の夏のインターンにいくつか応募する。
しょっぱなから振り分けされ全滅の可能性もあるが、ここでめげてはいけない。
最難関大学でさえ、10の企業で5しか通過しないこともあるのだ。
Webテストに臨む前に、1年上の先輩からのアドバイスももらっておきたい。
業界によっては同じWebテストの可能性もある。
さて何とか志望の企業のインターンに参加できる資格がもらえたら、あとは自分の人間性を出せばいい。
インターンで何が得れるかというと、自分の性格・歩んできた人生の過程がさらされるので、自己分析することができる。
夏のインターンでとても優秀なら、密かに声がかかる。
絶対他人に漏らしてはならない、と言われる内々内定(?)が頂ける。
これは超優秀な学生だけ、なのでほとんどの学生は単なるインターンで終わるが、心証が良ければ本格的な時期に1次面接スキップなど特典もあり。
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そして3年生の冬休み。
1月からのインターンの申し込みの時期がやってくる。
ここでもアクティブにどんどん申し込みしよう。
3月から本格的な説明会だが、4月の終わりには内々定で決まることも。
特にベンチャーや中小企業からは安心のためにも確保しておきたい。
ちなみに、外資系企業は、3年生(院なら1年生)の12月頃~遅くても3月には内定を出している。
外資系企業で就活を頑張ってダメなら、1月から日本企業にシフトしてもまだ時間がある。
超難関の外資系企業の面接に比べたら、日本企業はたやすく見えるから不思議である。
つまり、超難関の日本企業に入りたいなら、より上の外資系企業を目指して最終面接までこぎつけるくらいの実力をつけていたほうが賢い。
外資系企業を受ける学生は、学歴・経歴・英語ともに超優秀な学生ばかり。
それでも数人しか取らない外資系企業からあぶれた超優秀な学生が、プライドを削って嫌々ながら超難関の日本企業を受けるのだ。
超難関の日本企業、といえども数人ではなく数十人・百人単位で取ってくれるのだから、外資系企業の就活に比べればラクに見えるらしい。
もしも外資系企業から内定もらえればHappyだし、あまり気乗りのしない外資系企業の内定なら、内定を蹴る覚悟で超難関の日本企業を受けることも。(自分の大学の心証が悪くなるのでおススメはしないが)
そうそう、ちなみに日本企業の面接の際、外資系企業の内定があると答えると、即!内定決定!ということもある。
この学生はアノ外資系企業に認められた人物、というお墨付きがもらえるということだ。
外資系企業といえどもピンキリなので、こちらを参考に。
さて日本企業の場合、6月1日解禁!と言われても、ほぼ内々定が出ているので、実質サインするのみ。
メガバンクなど、6月に決まらない場合もある。
とにもかくにも、決まればもうOK。
しかし、最初に戻るが、就活に失敗した場合・・・
就活失敗すると、以下のパターンが多い。
①わざと単位を残して留年し、来年新卒採用を目指す。
➡プラス1年の授業料金 発生
②大学院に残る。
➡プラス2年の授業料金+入学金
③急に「公務員試験を受ける」「資格を取る」などと言いだし専門学校代50~100万円をせびる。
④親にパラサイト
さて、子供に +α の投資をして、うまく就職してくれればいいが。
①の場合、留学している学生はこれでいいが、来年の就活で何と言い訳すればよいのだろうか?
①、②の場合は、最低でもTOEIC 730点以上は取得しておこう。
③は、途中で専門学校をやめるパターンが多いのが現実。
専門学校は、何人合格したことは宣伝するが、何百人辞めていきます、とは決して言わないのでご注意。
④は、、、
いわゆるフリーターもこれ。住む家があるので、遊ぶお金には困らないので、ずるずると、、、
低収入 ➡ 結婚できない ➡ 親の年金を当てにする ➡ 私たち「老後貧乏」決定!
この図式を理解し、子供にもちゃんと話して、道を示しておこう。
最後にもう一度言おう。
「〇〇大学が目標」ではなく、「一人で食べていける」ことが目標である。
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