スーパーで買い物をするとき、天気の変化が自分たちの生活を左右していることを実感する。
大雪や台風の後は、ホウレンソウやレタス、葉物が高くなる。100円の葉物が298円だ。
こんなに便利な世の中なのに、なぜ野菜の値段が一定ではないのだろうか。
太古の昔から、太陽と雨は、ありがたい天からの贈り物。
こんな時に感謝の念が芽生える。
宮沢賢治の「アメニモマケズ」
ヒデリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ
雨が降らなさすぎる(ヒデリ)と、ダムの水が減り、水節約のお触れがでる。
冷夏(サムサノナツ)の時、コメが成長しない。
どちらにせよ農産品の不足や価格高騰を引き起こす。農産品不足による需要と供給の原理だ。
宮沢賢治の時代には飢饉を起こすほどの危機である。
現代では、ヒデリでもサムサノナツでも何かしら食べるものがあるので、幸せな時代。
科学技術の進歩した現在、人間の知恵で、農産品の不足を補うための開発・工夫がされている。
それでも、気候は自然界のなすままなので、長期に気候変動が起こる場合は不測の事態となる。
飢饉で餓死、という時代は終わったとは思うが、何かあった時の備え、は怠ってはいけない。
はじめに戻るが、スーパーで食品が高騰すると、値段一定で安価のモヤシ、カイワレで節約しても、食費が圧迫するのは避けれない。生活費で増減可能なのは食費。
子供の塾代は値下げしてくれそうもないし節約しづらい、「聖域」と言われる所以だ。
しかし「節約」に近い「オトクな教育費」のやり方はある。
小学生なら市販の有名な陰山先生「百マス計算」、これを夕食前に毎日置いておく。
たった1枚でいい。初めは時間がかかるが段々早くなっていく。
毎日習慣づけると、目に見えて算数力が高まる。
2分を目標にしよう。
1分30秒くらいになると、計算力の不足による分数計算でのつまずきなどはほぼなくなるといわれる。
なぜ夕食前か。
おなかが空いて機嫌が悪いのではとも心配するが、子供は「百マス計算」→夕食と習慣になれば、問題なくこなせる。
必ず数秒づつ早くなるので、褒めることも忘れずに。
食中、食後はやりとげた達成感で楽しい。
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ただ、嫌がっている日は無理にさせてはいけない。
カゼの前とか、遊び疲れて脳が働かない、機嫌の悪い時もある。
自分からやることに意義がある。
あまり日にちが空くようなら、ママと競争するというゲームをしてもいい。
ママは、毎日「百マス計算」をしている子供には勝てない。
パパにさせてもいい。
ゲーム感覚なら、子供もヤル気が出る。
そして「百マス計算」直後の子供のお口に、出来たての好物のおかずをほりこんでみる。
美味しさとちょっとしたご褒美に、明日も継続してくれるだろう。
明日からはおかずのご褒美はしなくていい。
学校では算数がどんどん得意になっていくので、キラキラした自分が嬉しくて、それがヤル気になる。
よくヤル気を出すために「モノで釣る」ママもいる。
それでうまくいく場合もあるが、小学生のうちは避けたいところだ。
中学生になれば物欲が一層高まるので、高い要求になってくる。
ヤル気は、自分が自信を持ち輝くことで、育つ。
さて中学生になれば、どう「オトクな教育費」をしていこうか。
提案としては、漢検、英検である。
漢検は小学校2年生くらいから取り組んだ方が習慣づけるのでオススメする。
小学6年生で漢検3級が取れれば、周りから神童扱いされる。
そこまでいかなくても、地道に取り組めば少しずつ級が上がる。
他人と比較だけはしないようにしよう。
英検Jr.は、小学校から楽しく取り組める。
通常の英検も、遅くても中学1年生から取組んでみよう。
中学から気をつけなければいけないことは、「英語キライ」にさせないこと。
これだけは死守したい。
「英語キライ」になるのは、積み重ねが重要なのに、初めにボーっとしているとどんどん出来なくなるから。
反対に小学生の時に英語塾に通っていて、中学生になったとたん、「英語キライ」になる子供もいる。
ずばり「出来ない」と「英語キライ」になる。
だから、中学1年生から「英語出来る」と常に自信を持たせることが重要だ。
小学校から英語授業も本格的になる。
英語だけは「好き」にさせたい。
英語はコツコツしかないのだ。